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秋バラの季節
つい最近まで暑かったのに、急にひんやりとして来ましたね。
とはいえ、日中は暑くもなく寒くもなくで、お出かけするには丁度いい気候ではあります。
今は何が綺麗だろう?
今年は暑さで開花が遅れた萩などは、まだ楽しめるのではないでしょうか?
ぱっと思い浮かぶのは、御所東隣の梨木神社や出町柳駅近くの常林寺など。
あとバラですよ。タイトルにもある通りこれが本題です。
京都府立植物園のバラ園など今とても綺麗だと思います。
去年は忙しくて行けなかったので、今年こそ行きたいなぁ…、でも最近は気がついたらもう終わってたという事が多くて。
ほんとだめですねぇ。
自宅の猫の額ほどの極小ベランダで10鉢ほどバラを育ててまして、今年は夏が長かったので少し遅めの9月末に剪定しました。
それから45日後、ぼちぼち蕾を付けてきてます。
まだ三分咲きぐらい?
早咲きのバラが咲き出している感じです。
私は化学物質過敏症の気があり、人工的な香りは苦手なのですが、自然のバラの香りは本当に癒されます。
なんでもバラの香りの成分には、幸せホルモンと呼ばれる「オキシトシン」の分泌を促すという研究結果もあるそうですよ。
ムーン・スプライトというバラ。
「月の妖精」という意味なのだそうです。
真ん中が黄色で、外側になるにつれ薄くグラデーションになります。
最終的には上のようなほぼ白と言ってもいいぐらいの薄クリーム色に。
このバラを知ったのは京都府立植物園のバラ園内で。
可愛らしい花と個性的なミルラの香りに一目惚れし、ネットで探して新苗を購入。
調べてみたら、80年も前にアメリカで作られたバラなのだそう。
カタログなどであまり見たことがないバラだったので、マニアックなバラ置いてるな〜、さすが日本最古の植物園。
15センチぐらいの赤ちゃん苗から育てて、この秋ようやく花を見る事が出来ました。
ちゃんと同じ花が咲いて良かったー。
ラベル違いなどで、いざ咲いてみたら全く違うものだったって結構あるあるなんです^_^;
これはポルト・ブルーという青いバラ。
去年日本で作られた新しい品種です。
出た当初は人気でなかなか手に入らず、待ちに待ってやっとのことで購入した記憶があります。
バラの花色で青というのは劣性の遺伝子らしく、色みを出すのが難しいのだそうです。
そのため繊細な品種が多く、育てるのも気を使うのですが、この子は頑張ってくれそうです。
やはりバラ好きには憧れの色ですね。
神秘的で美しいです。
うちで一番大きな半つるオールドローズのグルス・アンテ・プリッツ。
私のオールドな手が写っておりますが、持たないと俯いてしまうため、お許し下さい^_^
宮沢賢治が恩人に贈ったバラとして有名です。
秋は花数は少ないものの気温が下がるため、花色が濃く鮮やかなのですよね。
赤はそれがわかりやすく出る感じです。
白バラのボレロ。
香りがとても良く、そして強健。
秋なのでアプリコット色が強く出てますね。
今年は暑い時期が長く、バラにもダメージが大きかったと思うのですが、何があってもとりあえずは咲いてくれるという安心感のあるバラです。
鉢植え向きの香りのいい四季咲きの白バラを探してる方におすすめのバラです♪
ドイツのバラ、ブライダル・ヴェール。
ソフトピンクが可愛い。
これも香り良しなのにあまり手のかからない良い子ちゃん。
ブルー・ムーン。
整った薄紫の大輪で、爽やかな香水のような香り、どこを取っても一級品なのですが、背が伸びすぎてこんな上からしか咲きません。
しかし、それもご愛嬌。
このバラを部屋に飾っていると辺りに香りが漂い、幸せな気分になります。
大人っぽい雰囲気のバラですね。
…と、こんな感じで、夏の暑い中どんなに忙しかろうが休憩中水遣りに家に帰り、頑張った成果が今ようやく報われた達成感に浸りつつ…、自宅のベランダ園芸の栽培日記って料理屋のブログの内容としてどうなんだろうと思いつつ、締めくくりたいと思います^_^
大阪・関西万博覚え書き
10月一週目に大阪・関西万博に行ってきました。
9月の初めぐらいにギリギリでチケットが取れまして(もちろんパビリオンは取れず)、夕方から入って大屋根リング見て、ご飯食べて帰ればいいかーぐらいな気持ちでビュッフェのみ予約しました。
普段から並び慣れてない私たち、はなからパビリオンは諦め組…。
公式の会場内の地図をプリントアウトして、でもうちのプリンターA4サイズしか印刷出来ないので、それをさらにコンビニのコピーサービスでA3サイズに拡大。
文字ちっさ!情報量多くてちっとも文字読めないけど、まあいいか!ぐらいな勢いで、ほとんど下調べもせず行きました (=゚ω゚)ノ
当日はお天気にも恵まれ、阪急電車で乗り継ぎ、いよいよ夢洲へ。
車内アナウンスが「いよいよ、夢洲です!」と気分を盛り上げます。
東ゲートから入ったのですが、夕方は帰る人と向かう人でいっぱい。
主人から「GLAY EXPOぐらい混雑しているらしい」(90年代的思考) と聞いていたので、かなり覚悟して行ったのですが、並ぶ事30分ぐらいで入れました。
手荷物検査を受け、いよいよ場内へ…!
わー!これが大屋根リングかー!
大きーい!
とりあえず登る!
何も考えず登る!
思ったより混雑も無く、風が気持ちいいー!
そして夕陽が美しすぎる!
マジックアワー!
リングの上2キロの道のりをてくてく歩く。
上から各国のパビリオンのステージもいくつか確認できました。
そして一際目を引く赤い球体、これがリサイクルディスクで作られているというシンガポール館のシンボル、ドリームスフィアですか!
約1万7000枚のディスクを使用する事で約70トンのCO2削減に貢献するのだそう。
夕方になると、天辺が点灯するのですね!
なんて素敵!
半周して海側まで来ました。
薄明から薄暮へ。
その変化を見れただけで、もう満足です!(早!)
とっぷり日が暮れた頃…、
おおっ、花火だー!!(゚o゚;;
今年、琵琶湖の花火大会に行けなかったので嬉しい!(花火好き)
花火が終わってリングを降りる人たちに必死に注意喚起しているスタッフさん達が印象的でした。
私の後ろは車椅子のお爺様でしたが、何かあったら大変ですものね。
本当にお疲れ様です… (´・Д・)」
夜のガンダム、いいなぁー。
未来感あるわ (笑)
実際、宇宙空間飛んでたらこんな感じなんじゃないかしら?
そしてまるで童心に返ったかのような主人。
ビュッフェも色んな国のお料理が楽しめて良かったし、本来の万博の楽しみ方と少し違うような気がするけど、満足だったのでよしとしよう〜♪
というわけで、今回は興奮冷めやらず?エクスクラメーションマーク多めでお送りした日記でした。
四条堀川交差点の雨庭
気が付けば、前回の日記より2ヶ月が経過してしまっており、月日の流れは早いものですね(;´Д`A
さて先日、出勤途中の四条堀川の交差点で信号待ちをしていたら、目に留まった赤と白の彼岸花の群生。
え!∑(゚Д゚)
去年あったっけ??
毎日通ってたはずなのに、全く覚えがないんですよね。
もしかしたら、咲き出して初めて「あーこんなところに生えてたんだ」と思う彼岸花あるある?
でも毎日通ってる交差点だし、咲いてたら絶対気づくと思うんですよねー。
彼岸花といえば、子供の頃、田んぼの畦道に咲いている彼岸花を大量に摘んで帰って父に叱られた記憶が。
茎から出る白い液を触ると痒くなるので、それが毒だと速攻で捨てられたんですよね。
そんな切ない思い出がある彼岸花、もしかして職員さんが植えはったん?
(植栽の手入れしている職員さんを時々見かけるのです)
四条堀川交差点角にあるこの場所は「雨庭」といって、豪雨時の雨水の貯留、浸透といった機能を持つ植栽です。
立っている看板によると、
「地上に降った雨水を下水道に直接放流することなく,一時的に貯留し,ゆっくり地中に浸透させる構造を持った緑地のことです。雨水の流出抑制や,修景・緑化の推進,ヒートアイランド現象の緩和などの効果が期待されています。京都の寺社では,この雨庭機能を取り入れた美しい庭園が古くから造られてきました。」
とのこと。
雨水を貯水浸透させるために、深いところで30センチ砂利を引いてあるそうです。
うちの店の前の西洞院通らへんも道が下がっていて雨水が溜まりやすい土地らしく、大雨の時など調理場の下水のフタすれすれまで水かさが上がり、いつもヒヤヒヤするのですが、たしかに大通りの交差点で雨水が溢れたら大変ですものねぇ。
そういうことに対応する土地なのですねぇ。
そういえば、外国人観光客らしき方がこの交差点で立ち止まって写真を撮ってるのを時々見かけるのですが、一体こんな所で何撮ってるんだろう?と不思議に思ってたのですが、もしかしてこの「雨庭」を撮ってたのかも?
あまりに身近な風景すぎて考えた事なかったけど ಠ_ಠ
これは南東側の雨庭。
日本の最高級「加茂七石」の一つとして有名な「貴船石」が置かれています。
今は加茂川上流でもほとんど取れなくて貴重なのだそう。
狭い空間に植栽をして箱庭を作り愛でる感覚は日本人特有のものと聞いたことあるような気がするし、こんな大通りの一角にもこんな空間を設えているのだと日本的美意識を感じ、海外の方には魅力的に映るのかもしれない。
季節によっては撫子や紫陽花など植えてあったりもして、日当たり良すぎな交差点角という植物にとって決していい条件ではない中、健気に咲いておりました。
信号待ちしている間、四季おりおりの植栽で楽しませて頂いております。
職員様、いつもありがとうございます。
あばれ観音
祇園祭後祭の巡行も終わり、少し静けさを取り戻した京都です。
私たちも宵山あたりは忙しく、なかなかゆっくり山鉾見物といかないのが常なのですが、7月23日の夜に南観音山で行われる「あばれ観音」、これだけは今年見る事が出来ました。
以前よりお客様から噂は聞いていたのですが、店の近くとはいえ、なかなかタイミングが合わず、今年こそは!と思い、営業後洗い物をほったらかしにして蛸薬師通から新町通へ向かいました。
ネットの情報を見ると、始まるのは午後11時ごろ〜との事。
ごろ〜って何っ?とか思いつつ、行ってみると蛸薬師新町辺りはすでに見物のお客さんでいっぱい。
たまたま隣になった親切なご婦人と行事についての説明など聞きながら待つこと20分。
こういう時、親切に教えてくれる京都の人、いいよな〜。
ざわめきの後、いよいよ始まるっ!
なんか乗ったお神輿となんか抱えて走ってきた〜!
ワッショイ!ワッショイ!
威勢のいい掛け声とともに、お神輿に乗ったぐるぐる巻きの観音様(楊柳観音像)がこちらにやって来る!

先導役の人が持ってるのは、同じく南観音山の御神体の善財童子。
何でも「北観音山の観音様は男だが、南観音山の観音様は女性である」という言い伝えがあるそうで、それに基づき巡行前日の23日の深夜に布でぐるぐる巻きにされた楊柳観音像(南観音山の観音様)のお心をおさめるために町内を走り回る行事…とのこと。
理由は「北観音山の観音への恋心を鎮めるためと言われているが、そのはっきりとしたいわれはわからない」。
神事とはいえ、何とも不思議な…。
というわけで私たちの祇園祭見学はこれで終了。
ちなみに今年のちまきは2012年に華麗なる復活を遂げた大船鉾です。
長州人として心より応援したい鉾であります。
祇園祭どすなー
七月に入り、京都の街は祇園祭一色です。
昨日、祇園の焼肉屋さんに行き、これから忙しくなる時期に向け、スタミナを付けてきました。
祇園といってもお値段はリーズナブル、料亭時代からとにかくそこの焼肉屋さんが好きで自宅から距離はあるのですが通ってます。
皆さま、ご存知でしょうか?
京都の焼肉って「洗いダレ」という文化があるんですよ。
漬けダレで味をつけたお肉をわざわざ洗って食べる用のタレがあるんです。
味は少し酸味を効かせた牛テールスープみたいな感じ。
これに焼いたお肉をくぐらせ、食べるとさっぱりと頂けてそれは美味しいのです。
ロースやカルビなど脂が多いお肉は、私これ無しじゃないと食べられません(笑)
帰りは四条通を歩いて帰りました。
烏丸に近づくにつれ、お囃子の音が響きます。
見ると長刀鉾のお囃子の練習中。
さらに西へしばらく行くと今度は函谷鉾。
暑くてお忙しい中、皆さん練習されているのですねえ。
アーケードにも提灯の飾りが。
主人、夏風邪の病み上がりで顔色悪めですが、許してやって下さいませ。
明日からいよいよ鉾建て。
一ヶ月ある祇園祭のハイライト、前祭に向けて準備が着々と行われます。
やっぱりこれがないと夏が来た気がしない、ほんとその通りだと思います。
「お暑つおすなー」
「祇園祭どすなー」
この定番のやりとり、テストに出るんで覚えておいて下さいね(笑)































