ブログ
あばれ観音
祇園祭後祭の巡行も終わり、少し静けさを取り戻した京都です。
私たちも宵山あたりは忙しく、なかなかゆっくり山鉾見物といかないのが常なのですが、7月23日の夜に南観音山で行われる「あばれ観音」、これだけは今年見る事が出来ました。
以前よりお客様から噂は聞いていたのですが、店の近くとはいえ、なかなかタイミングが合わず、今年こそは!と思い、営業後洗い物をほったらかしにして蛸薬師通から新町通へ向かいました。
ネットの情報を見ると、始まるのは午後11時ごろ〜との事。
ごろ〜って何っ?とか思いつつ、行ってみると蛸薬師新町辺りはすでに見物のお客さんでいっぱい。
たまたま隣になった親切なご婦人と行事についての説明など聞きながら待つこと20分。
こういう時、親切に教えてくれる京都の人、いいよな〜。
ざわめきの後、いよいよ始まるっ!
なんか乗ったお神輿となんか抱えて走ってきた〜!
ワッショイ!ワッショイ!
威勢のいい掛け声とともに、お神輿に乗ったぐるぐる巻きの観音様(楊柳観音像)がこちらにやって来る!
先導役の人が持ってるのは、同じく南観音山の御神体の善財童子。
何でも「北観音山の観音様は男だが、南観音山の観音様は女性である」という言い伝えがあるそうで、それに基づき巡行前日の23日の深夜に布でぐるぐる巻きにされた楊柳観音像(南観音山の観音様)のお心をおさめるために町内を走り回る行事…とのこと。
理由は「北観音山の観音への恋心を鎮めるためと言われているが、そのはっきりとしたいわれはわからない」。
神事とはいえ、何とも不思議な…。
というわけで私たちの祇園祭見学はこれで終了。
ちなみに今年のちまきは2012年に華麗なる復活を遂げた大船鉾です。
長州人として心より応援したい鉾であります。
祇園祭どすなー
七月に入り、京都の街は祇園祭一色です。
昨日、祇園の焼肉屋さんに行き、これから忙しくなる時期に向け、スタミナを付けてきました。
祇園といってもお値段はリーズナブル、料亭時代からとにかくそこの焼肉屋さんが好きで自宅から距離はあるのですが通ってます。
皆さま、ご存知でしょうか?
京都の焼肉って「洗いダレ」という文化があるんですよ。
漬けダレで味をつけたお肉をわざわざ洗って食べる用のタレがあるんです。
味は少し酸味を効かせた牛テールスープみたいな感じ。
これに焼いたお肉をくぐらせ、食べるとさっぱりと頂けてそれは美味しいのです。
ロースやカルビなど脂が多いお肉は、私これ無しじゃないと食べられません(笑)
帰りは四条通を歩いて帰りました。
烏丸に近づくにつれ、お囃子の音が響きます。
見ると長刀鉾のお囃子の練習中。
さらに西へしばらく行くと今度は函谷鉾。
暑くてお忙しい中、皆さん練習されているのですねえ。
アーケードにも提灯の飾りが。
主人、夏風邪の病み上がりで顔色悪めですが、許してやって下さいませ。
明日からいよいよ鉾建て。
一ヶ月ある祇園祭のハイライト、前祭に向けて準備が着々と行われます。
やっぱりこれがないと夏が来た気がしない、ほんとその通りだと思います。
「お暑つおすなー」
「祇園祭どすなー」
この定番のやりとり、テストに出るんで覚えておいて下さいね(笑)
るつぼに惑う
この前の休みに京都国立博物館で開催されている「特別展 日本、美のるつぼ」に行ってきました。
関西万博開催記念として大阪、京都、奈良の三か所で行われる大規模な展覧会です。
京都は「異文化交流の軌跡」をテーマに弥生時代から明治期までの名品が一挙集結となるとのことで、有名どころでは俵屋宗達の「風神雷神図屏風」や葛飾北斎の「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」など。これは行かねばなるまいよと行ったわけですが…。
事前にお客様からチケットを買うのに結構並んだと聞いていたので、朝イチでオンラインで当日入場券を買い、さらっと入場。
これまたお客様からの午後の方が空いているとの情報を元に、一時過ぎに到着して結局閉館近くまで居り、なんと四時間ですよ。
素晴らしく見応えのある展示200点をじっくり目を凝らし集中して見るもんですから、正直かなり疲れました。そんな四時間も集中力持続しないんです、トシだから。
人も平日にも関わらず結構多かったように思いましたが、会期が来月15日までなので駆け込みもあるのかなぁ?
貸し出しの音声ガイドを聴きながら見たのですが、最近は色んな美術館で使用可能な音声ガイドのアプリがあるのですね。
アプリの方がお値段少しお高めでしたが、ガイドを繰り返し聞けるのならそっちの方がいいかもなぁと思いました。
宗達の風神雷神図屏風を見るのはこれで二度目(たぶん)ですが、こうした素晴らしい展覧会を見る機会に多く恵まれるのは、京都に住んでる特権とも言えますね。
これから梅雨に入る事ですし、美術館や博物館で美術鑑賞という京都の過ごし方もいいかもしれません。雨にも当たりませんし。
何か搬入?搬出?しているのかしら?
相変わらず素敵な建物です。
帰ったのち、そういえばうちにも油滴天目(っぽいの)あったじゃん!と物置から出してきた抹茶茶碗。
すぐ影響受けるんだから…と言ったら、「影響受けるために行くんだ!」と店主談。
なるほど、そういう考えもありかと。
新緑が映えるこの時期にこそお出したいお抹茶茶碗、三客限定ですがあります。
七周年とは
よもや五月で七周年となりました。
ここまでやってこれましたのもひとえにご来店頂けるお客様のおかげでございます。
本当にありがとうございます。
夫婦二人でこじんまりやってる店ではございますが、再訪されるお客様にとっては京都にお越しになられる折のほっとできる場所として、初めてご来店のお客様には京料理の入門編として、気楽にご来店頂けるそんなお店であればと思います。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
話は変わりますが、少し前の事になってしまうのですが、去年の夏、海外在住の日本人ご家族様がご来店され、その際お嬢様が撮られたお写真をお客様が送って下さいました。
まるでプロが撮った写真みたいに素敵だったので、許可を得てこちらに載せさせて頂きます。
当たり前ではありますが、営業中の仕事をしている写真って自分たちではなかなか撮れませんので、お客様にこんな風に映っているのかと新鮮です。
本当にありがとうございます。
私も触発されて(単純)、今や物置に入れっぱなしの一眼レフを引っ張り出してきてパシャパシャ撮ってみましたが、んーやっぱり上手く撮れないやダメだぁーってまた物置に戻すところでしたが、きっとそういうところが上達しない原因なんですよね。
もう少し練習してみようと思います。
ほんと自分が写ってなくて良かったです(笑)
この写真で思い出したのですが、先日違うお客様から「ご主人の料理説明の口上がいい」と言われて、思わず吹き出してしまいそうになってしまったのですが、口上ってなんだか歌舞伎や文楽の世界みたいですよね。
日常でそんな発想が出来るのって素敵だなと思いました。
今は何をするにも身体が動きやすく、緑が綺麗な気候で本当にいいですよね。
みなさまもお身体には十分気をつけて日々お過ごし下さい。
バラのこと②
続きまして、自宅のベランダのバラについて書きます。
いきなりですが、5月はバラの季節です。
京都でバラを見るならば、320種類もの品種が色んな仕立て方で植えられている府立植物園のバラ園も素晴らしいし、バラ専門業者の京阪園芸が管理するひらかたパーク内のローズガーデンも規模が大きくて素敵(そのついでに近隣の京阪園芸に寄るのもマスト)、あと美山まで足を伸ばせるのなら、こじんまりとしてしますが美山自然文化村河鹿荘のバラ園も自然の中ゆっくりと見れておすすめです♪
というか家でバラを見たい!バラ見ながら優雅に紅茶とか飲みたい!と猫の額のような縦長のベランダで鉢バラを育ててます^_^
強健種を中心に9種類ぐらい育ててますが、うちで一番大きな半つる性のグルスアンテプリッツ(↑上写真) が真っ先に咲き出しました。
これ、宮沢賢治が知人に贈ったと言われるバラで、日光という和名が付いてます。そんな古き良き時代からあるオールドローズなので花首が細く、うなだれて咲いちゃう。だから写真がうまく撮れない。
だけどその風情も素敵なんですよねー。
ローズレッドの花色、空気を含んだような大らかな咲き方、ツンと尖った蕾、澄んだダマスクの香りと好きなところを語り出したらキリがない。
子供の頃、当時祖父が住んでた家がごく普通の木造家屋だったんですけど、屋根の庇全体に赤いバラが這わせてあって、窓を開けると目に飛び込んでくる真っ赤なバラとよい香り。
それが子供心にいい思い出として残っており、しかしその品種の名前は分からず終いで、おぼろげな記憶を頼りにこんな感じのバラだったかな?と育てているバラでもあります。
その他のバラ達もリレーのごとく開花待ちです。
ここ近年の酷暑などバラにとっても人にとっても厳しい環境ではありますが、今年も沢山の蕾を付けてくれてありがとう。
ジャングルのようになってますが…(汗)