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大阪・関西万博覚え書き
10月一週目に大阪・関西万博に行ってきました。
9月の初めぐらいにギリギリでチケットが取れまして(もちろんパビリオンは取れず)、夕方から入って大屋根リング見て、ご飯食べて帰ればいいかーぐらいな気持ちでビュッフェのみ予約しました。
普段から並び慣れてない私たち、はなからパビリオンは諦め組…。
公式の会場内の地図をプリントアウトして、でもうちのプリンターA4サイズしか印刷出来ないため、それをさらにコンビニのコピーサービスでA3サイズに拡大。
文字ちっさ!情報量多くてちっとも文字読めないけど、まあいいか!ぐらいな状態で、ほとんど下調べもせず行きました。
当日はお天気にも恵まれ、阪急電車で乗り継ぎ、いよいよ夢洲へ。
車内アナウンスが「いよいよ、夢洲です!」と気分を盛り上げます。
東ゲートから入ったのですが、夕方は帰る人と向かう人でいっぱい。
主人から「GLAY EXPOぐらい混雑しているらしい」(笑)と聞いていたので、かなり覚悟して行ったのですが、並ぶ事30分ぐらいで入れました。
手荷物検査を受け、いよいよ場内へ…!
わー!これが大屋根リングかー!
大きーい!
とりあえず登る!
何も考えず登る!
思ったより混雑も無く、風が気持ちいいー!
そして夕陽が美しすぎる!
マジックアワー!
リングの上2キロの道のりをてくてく歩く。
上からパビリオンのステージも確認できました。
約半周、海側まで来ました。
薄明から薄暮へ。
その変化を見れただけで、もう満足です(早!)
とっぷり日が暮れた頃…、
おおっ、花火だー!
今年、琵琶湖の花火大会に行けなかったので嬉しい!(花火好き)
花火が終わってリングを降りる人たちに必死に注意喚起しているスタッフさん達が印象的でした。
私の後ろは車椅子のお爺様でしたが、何かあったら大変ですものね。
本当にお疲れ様です…。
夜のガンダム、いいなぁー。
未来感あるわ(笑)
実際、宇宙空間飛んでたらこんな感じなんじゃないかしら?
そしてまるで童心に返ったかのような主人。
ビュッフェも色んな国のお料理が楽しめて良かったし、本来の万博の楽しみ方と少し違うような気がするけど、満足だったのでよしとしよう〜♪
というわけで、今回は興奮冷めやらず?エクスクラメーションマーク多めでお送りした日記でした。
四条堀川交差点の雨庭
気が付けば、前回の日記より2ヶ月が経過してしまっており、月日の流れは早いものですね(;´Д`A
さて先日、出勤途中の四条堀川の交差点で信号待ちをしていたら、目に留まった赤と白の彼岸花の群生。
え!∑(゚Д゚)
去年あったっけ??
毎日通ってたはずなのに、全く覚えがないんですよね。
もしかしたら、咲き出して初めて「あーこんなところに生えてたんだ」と思う彼岸花あるある?
でも毎日通ってる交差点だし、咲いてたら絶対気づくと思うんですよねー。
彼岸花といえば、子供の頃、田んぼの畦道に咲いている彼岸花を大量に摘んで帰って父に叱られた記憶が。
茎から出る白い液を触ると痒くなるので、それが毒だと速攻で捨てられたんですよね。
そんな切ない思い出がある彼岸花、もしかして職員さんが植えはったん?
(植栽の手入れしている職員さんを時々見かけるのです)
四条堀川交差点角にあるこの場所は「雨庭」といって、豪雨時の雨水の貯留、浸透といった機能を持つ植栽です。
立っている看板によると、
「地上に降った雨水を下水道に直接放流することなく,一時的に貯留し,ゆっくり地中に浸透させる構造を持った緑地のことです。雨水の流出抑制や,修景・緑化の推進,ヒートアイランド現象の緩和などの効果が期待されています。京都の寺社では,この雨庭機能を取り入れた美しい庭園が古くから造られてきました。」
とのこと。
雨水を貯水浸透させるために、深いところで30センチ砂利を引いてあるそうです。
うちの店の前の西洞院通らへんも道が下がっていて雨水が溜まりやすい土地らしく、大雨の時など調理場の下水のフタすれすれまで水かさが上がり、いつもヒヤヒヤするのですが、たしかに大通りの交差点で雨水が溢れたら大変ですものねぇ。
そういうことに対応する土地なのですねぇ。
そういえば、外国人観光客らしき方がこの交差点で立ち止まって写真を撮ってるのを時々見かけるのですが、一体こんな所で何撮ってるんだろう?と不思議に思ってたのですが、もしかしてこの「雨庭」を撮ってたのかも?
あまりに身近な風景すぎて考えた事なかったけど ಠ_ಠ
これは南東側の雨庭。
日本の最高級「加茂七石」の一つとして有名な「貴船石」が置かれています。
今は加茂川上流でもほとんど取れなくて貴重なのだそう。
狭い空間に植栽をして箱庭を作り愛でる感覚は日本人特有のものと聞いたことあるような気がするし、こんな大通りの一角にもこんな空間を設えているのだと日本的美意識を感じ、海外の方には魅力的に映るのかもしれない。
季節によっては撫子や紫陽花など植えてあったりもして、日当たり良すぎな交差点角という植物にとって決していい条件ではない中、健気に咲いておりました。
信号待ちしている間、四季おりおりの植栽で楽しませて頂いております。
職員様、いつもありがとうございます。
あばれ観音
祇園祭後祭の巡行も終わり、少し静けさを取り戻した京都です。
私たちも宵山あたりは忙しく、なかなかゆっくり山鉾見物といかないのが常なのですが、7月23日の夜に南観音山で行われる「あばれ観音」、これだけは今年見る事が出来ました。
以前よりお客様から噂は聞いていたのですが、店の近くとはいえ、なかなかタイミングが合わず、今年こそは!と思い、営業後洗い物をほったらかしにして蛸薬師通から新町通へ向かいました。
ネットの情報を見ると、始まるのは午後11時ごろ〜との事。
ごろ〜って何っ?とか思いつつ、行ってみると蛸薬師新町辺りはすでに見物のお客さんでいっぱい。
たまたま隣になった親切なご婦人と行事についての説明など聞きながら待つこと20分。
こういう時、親切に教えてくれる京都の人、いいよな〜。
ざわめきの後、いよいよ始まるっ!
なんか乗ったお神輿となんか抱えて走ってきた〜!
ワッショイ!ワッショイ!
威勢のいい掛け声とともに、お神輿に乗ったぐるぐる巻きの観音様(楊柳観音像)がこちらにやって来る!
先導役の人が持ってるのは、同じく南観音山の御神体の善財童子。
何でも「北観音山の観音様は男だが、南観音山の観音様は女性である」という言い伝えがあるそうで、それに基づき巡行前日の23日の深夜に布でぐるぐる巻きにされた楊柳観音像(南観音山の観音様)のお心をおさめるために町内を走り回る行事…とのこと。
理由は「北観音山の観音への恋心を鎮めるためと言われているが、そのはっきりとしたいわれはわからない」。
神事とはいえ、何とも不思議な…。
というわけで私たちの祇園祭見学はこれで終了。
ちなみに今年のちまきは2012年に華麗なる復活を遂げた大船鉾です。
長州人として心より応援したい鉾であります。
祇園祭どすなー
七月に入り、京都の街は祇園祭一色です。
昨日、祇園の焼肉屋さんに行き、これから忙しくなる時期に向け、スタミナを付けてきました。
祇園といってもお値段はリーズナブル、料亭時代からとにかくそこの焼肉屋さんが好きで自宅から距離はあるのですが通ってます。
皆さま、ご存知でしょうか?
京都の焼肉って「洗いダレ」という文化があるんですよ。
漬けダレで味をつけたお肉をわざわざ洗って食べる用のタレがあるんです。
味は少し酸味を効かせた牛テールスープみたいな感じ。
これに焼いたお肉をくぐらせ、食べるとさっぱりと頂けてそれは美味しいのです。
ロースやカルビなど脂が多いお肉は、私これ無しじゃないと食べられません(笑)
帰りは四条通を歩いて帰りました。
烏丸に近づくにつれ、お囃子の音が響きます。
見ると長刀鉾のお囃子の練習中。
さらに西へしばらく行くと今度は函谷鉾。
暑くてお忙しい中、皆さん練習されているのですねえ。
アーケードにも提灯の飾りが。
主人、夏風邪の病み上がりで顔色悪めですが、許してやって下さいませ。
明日からいよいよ鉾建て。
一ヶ月ある祇園祭のハイライト、前祭に向けて準備が着々と行われます。
やっぱりこれがないと夏が来た気がしない、ほんとその通りだと思います。
「お暑つおすなー」
「祇園祭どすなー」
この定番のやりとり、テストに出るんで覚えておいて下さいね(笑)
るつぼに惑う
この前の休みに京都国立博物館で開催されている「特別展 日本、美のるつぼ」に行ってきました。
関西万博開催記念として大阪、京都、奈良の三か所で行われる大規模な展覧会です。
京都は「異文化交流の軌跡」をテーマに弥生時代から明治期までの名品が一挙集結となるとのことで、有名どころでは俵屋宗達の「風神雷神図屏風」や葛飾北斎の「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」など。これは行かねばなるまいよと行ったわけですが…。
事前にお客様からチケットを買うのに結構並んだと聞いていたので、朝イチでオンラインで当日入場券を買い、さらっと入場。
これまたお客様からの午後の方が空いているとの情報を元に、一時過ぎに到着して結局閉館近くまで居り、なんと四時間ですよ。
素晴らしく見応えのある展示200点をじっくり目を凝らし集中して見るもんですから、正直かなり疲れました。そんな四時間も集中力持続しないんです、トシだから。
人も平日にも関わらず結構多かったように思いましたが、会期が来月15日までなので駆け込みもあるのかなぁ?
貸し出しの音声ガイドを聴きながら見たのですが、最近は色んな美術館で使用可能な音声ガイドのアプリがあるのですね。
アプリの方がお値段少しお高めでしたが、ガイドを繰り返し聞けるのならそっちの方がいいかもなぁと思いました。
宗達の風神雷神図屏風を見るのはこれで二度目(たぶん)ですが、こうした素晴らしい展覧会を見る機会に多く恵まれるのは、京都に住んでる特権とも言えますね。
これから梅雨に入る事ですし、美術館や博物館で美術鑑賞という京都の過ごし方もいいかもしれません。雨にも当たりませんし。
何か搬入?搬出?しているのかしら?
相変わらず素敵な建物です。
帰ったのち、そういえばうちにも油滴天目(っぽいの)あったじゃん!と物置から出してきた抹茶茶碗。
すぐ影響受けるんだから…と言ったら、「影響受けるために行くんだ!」と店主談。
なるほど、そういう考えもありかと。
新緑が映えるこの時期にこそお出したいお抹茶茶碗、三客限定ですがあります。