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四条堀川交差点北西角の雨庭
気が付けば、前回の日記より2ヶ月が経過してしまっており、月日の流れは早いものですね(;´Д`A
さて先日、出勤途中の四条堀川の交差点で信号待ちをしていたら、目に留まった赤と白の彼岸花の群生。
え!∑(゚Д゚)
去年あったっけ??
毎日通ってたはずなのに、全く覚えがないんですよね。
もしかしたら、咲き出して初めて「あーこんなところに生えてたんだ」と思う彼岸花あるある?
でも毎日通ってる交差点だし、咲いてたら絶対気づくと思うんですよねー。
彼岸花といえば、子供の頃、田んぼの畦道に咲いている彼岸花を大量に摘んで帰って父に叱られた記憶が。
茎から出る白い液を触ると痒くなるので、それが毒だと速攻で捨てられたんですよね。
そんな切ない思い出がある彼岸花、もしかして職員さんが植えはったん?
(植栽の手入れしている職員さんを時々見かけるのです)
四条堀川交差点角にあるこの場所は「雨庭」といって、豪雨時の雨水の貯留、浸透といった機能を持つ植栽です。
立っている看板によると、
「地上に降った雨水を下水道に直接放流することなく,一時的に貯留し,ゆっくり地中に浸透させる構造を持った緑地のことです。雨水の流出抑制や,修景・緑化の推進,ヒートアイランド現象の緩和などの効果が期待されています。京都の寺社では,この雨庭機能を取り入れた美しい庭園が古くから造られてきました。」
とのこと。
雨水を貯水浸透させるために、深いところで30センチ砂利を引いてあるそうです。
うちの店の前の西洞院通らへんも道が下がっていて雨水が溜まりやすい土地らしく、大雨の時など調理場の下水のフタすれすれまで水かさが上がり、いつもヒヤヒヤするのですが、たしかに大通りの交差点で雨水が溢れたら大変ですものねぇ。
そういうことに対応する土地なのですねぇ。
そういえば、外国人観光客らしき方がこの交差点で立ち止まって写真を撮ってるのを時々見かけるのですが、一体こんな所で何撮ってるんだろう?と不思議に思ってたのですが、もしかしてこの「雨庭」を撮ってたのかも?
あまりに身近な風景すぎて考えた事なかったけど ಠ_ಠ
狭い空間に植栽をして箱庭を作り愛でる感覚って日本人特有のものと聞いたことあるような気がするし、こんな大通りの一角にもこんな空間が設えてるのだと日本的な美意識を感じて、海外の方には魅力的に映るのかもしれない。
季節によっては撫子や紫陽花など植えてあったりもして、日当たり良すぎな交差点角という植物にとって決していい条件ではない中、健気に咲いておりました。
信号待ちしている間、四季おりおりの植栽で楽しませて頂いております。
職員様、いつもありがとうございます。