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2025-02-24 14:18:00

春は名のみの…

 

今朝も雪が降った京都です。午後には溶けて無くなってしまいました。

と言いつつ、春はもうすぐという事で、八寸に添えるミニ短冊を制作。

 

いつも通り、主人が書いた文字を私がレイアウトソフトで調整して印刷という流れです。

 文字を書いた紙を見ると、「これ!採用!」と言わんばかりに桃の花が添えてあり。

心、乙女か()

 

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しかも何かの裏紙に書いてあるし…、

梅の時期にちなみ、菅原道真公の歌です。

 

 東風(こち)吹かば にほひおこせよ 梅の花

主なしとて 春な忘れそ

 

東風とは東の方から吹いてくる風の事をいい、京都から太宰府に吹く風を表しています。

 

「梅の花よ、春風が吹いたら香りを送ってよこしておくれ。

主人の私が居ないからといって、春を忘れず咲き誇っておくれ」

 

 京都から太宰府に言わば左遷のようになった道真公が、京都を懐かしんで詠んだ歌と言われています。

 ちなみに八寸に添えるとこんな感じ。

 まだまだ外は寒いですが、一足早い春を感じて頂けましたら。

 

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